掃除しやすい家をつくるためのコツをまとめて紹介
家を建てる際にとくに気をつけたいのが「掃除のしやすさ」です。掃除がしにくい環境だと建物全体に汚れがたまりやすくなり、自ずと生活に対する満足度も低くなりがちです。そこで今回は、掃除しやすい家の「間取り」「設備」「内装」それぞれの工夫についてわかりやすく紹介します。ぜひ参考にしてください。
掃除しやすい家の間取りの工夫
掃除しやすい家をつくるためには、間取りの工夫が重要となります。間取りは建築後に大きく変更するのが難しいため、新築時から掃除や家事のしやすさを意識して設計することがポイントです。
回遊できる間取り
まず、回遊できる間取りにすることで行き止まりをなくし、掃除機を持っての移動もスムーズになります。複数の動線が確保されることで、掃除に限らず日常生活全体の利便性も向上します。
水回りをまとめて配置する
さらに、水回りをまとめて配置する工夫も有効です。キッチンや洗面所、ランドリールームなどを集約することで、移動距離が短くなり、効率的に掃除ができるうえに家事全体の時短にもつながります。
部屋の形状をシンプルにする
また、部屋の形状をシンプルにすることも、掃除のしやすさに直結します。四角形のように凹凸の少ない形であれば掃除機やフロアシートを隅々までかけやすく、埃や汚れを残しにくい空間となります。
バリアフリーの導入
加えて、バリアフリーにして段差をなくすことも有効です。段差部分に埃がたまるのを防ぐだけでなく、掃除ロボットの活用範囲を広げられる点も大きなメリットです。とくに将来的に平屋を検討すれば、1階にすべての生活空間を集約でき、掃除も生活も快適になります。
掃除しやすい家の設備の工夫
掃除のしやすい家を実現するには、間取りだけでなく設備の選び方も大切です。
水回り設備の工夫
とくに、毎日使用する水回り設備は水垢やカビが発生しやすいです。そのため継ぎ目や細かなパーツが少なく、汚れが付着しにくい素材や防カビ・撥水加工が施されたものを選ぶと、掃除の手間を大幅に減らせます。さらにタッチレス水栓や自動洗浄機能付きの設備を導入すれば、日常の衛生管理がより簡単になります。
照明設備の工夫
次に、照明設備にも注意が必要です。間接照明はおしゃれな雰囲気を演出できますが、凹凸部分に埃が溜まりやすく、掃除が難しくなることもあります。そのため、器具を下向きに設置したり、凹凸の少ない製品を選んだりするのがおすすめです。そうすることで、デザイン性とメンテナンス性を両立できます。
コンセント配置の工夫
さらに掃除機の使用を想定したコンセントの配置も重要です。位置や高さを工夫することで、掃除中に何度も差し替える手間や延長コードの使用を避けられます。インテリアで隠れない位置に設置することもポイントです。
断熱性能の高い窓・ドアを導入する
また、断熱性能に優れた窓やドアを導入することも掃除のしやすさにつながります。これにより結露の発生を防ぎ、水滴やカビによる掃除の負担を軽減できるほか、冷暖房効率が上がり光熱費の削減にもつながります。
掃除しやすい家の内装の工夫
掃除しやすい住まいを実現するには、内装の工夫も欠かせません。とくに、日常的に汚れやすい場所に適した内装材や家具の選び方が重要です。
汚れに強い内装材を選ぶ
まず注目すべきは、汚れに強い内装材の採用です。天井・壁・床に汚れが付着しにくい素材を使えば、掃除の負担を大幅に軽減できます。
例えばキッチンであれば油や水に強い素材を使用することで、落としにくい汚れを防げるでしょう。また、湿気が多い空間ではカビの発生を抑制できる「調湿効果」のある素材を選ぶと、衛生的で快適な環境を保ちやすくなります。
造作家具・フロートタイプのインテリア
次に有効なのが、造作家具やフロートタイプのインテリアです。造作家具は空間に合わせてオーダーメイドで製作できるため、無駄な隙間や凹凸が生じにくく、埃がたまりにくいのが特徴です。
さらに、棚やテレビボードを床から浮かせたフロートタイプにすれば、床の掃除機がけやモップ掛けがスムーズに行えます。家具自体の存在感を軽減でき、空間を広く見せられるのも利点です。
収納の確保
加えて、十分な収納量の確保も掃除のしやすさに直結します。物があふれると生活空間が散らかりやすく、掃除の妨げになります。そこで、家族構成やライフスタイルに合わせて収納計画を立てることが大切です。
具体例として、玄関まわりを整える土間収納、食品や日用品をまとめられるパントリー、大容量のウォークインクローゼット、スペースを有効活用できる階段下収納や小屋裏収納などがあります。これらを適切に配置することで生活空間がすっきりし、掃除がスムーズになります。
まとめ
掃除しやすい家をつくるためには、間取り・設備・内装の3つの工夫を意識することが大切です。回遊できる動線や水回りの集約、シンプルな形状やバリアフリー設計などの間取りの工夫は、日々の掃除効率を高めてくれます。さらに、水回り設備の選び方や照明・コンセントの配置、断熱性の高い窓やドアの導入など、設備面での工夫も清潔さを保つポイントです。加えて、汚れに強い内装材や造作家具・フロートタイプの採用、十分な収納計画によって、片付けやすく快適な空間を維持できます。これらを総合的に取り入れることで、掃除の負担を減らしつつ、居心地の良い住まいを長く楽しめるでしょう。
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引用元:https://aristo1994.co.jp/house/
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