注文住宅に設置するトイレ選びのポイントについて解説!

公開日:2023/06/15   最終更新日:2023/04/12


注文住宅に設置するトイレは、毎日使うものだからこそ、こだわりたいと考えている方も多いのではないでしょうか。この記事では、注文住宅に設置するトイレ選びのポイントや、トイレのタイプ別の特徴を紹介します。トイレの特徴を知りたい方やトイレ選びで失敗したくない方は、ぜひ最後までお読みください。

トイレのタイプごとの特徴

注文住宅で設置できるトイレは、形や機能によって4種類に分類できます。各トイレの特徴を知ることで、自分に合ったトイレを選択できます。

組み合わせトイレ

便器・便座・タンクの各パーツを別々に組み合わせてつくるトイレです。多くの一般家庭で採用されるタイプでもあります。メリットは、比較的安価に採用できることや万が一トイレが故障した際に、パーツごとにメンテナンスができる点です。一方、パーツごとの繋ぎ目の部分に汚れが溜まりやすく、掃除しづらいというデメリットがあります。

タンク一体型トイレ

便器・便座・タンクが一体となったトイレです。また、各パーツが一体となっているため、トイレに凹凸がなく、すっきりとした見た目をつくれます。メリットは、トイレに凹凸がなく、掃除がしやすい点です。デメリットとして、トイレが故障した際に、トイレごと交換しないといけない点が挙げられます。

タンクレストイレ

便器と便座でトイレが構成されており、タンクがないことが特徴のトイレです。タンクがないので、トイレ内がスッキリとし広く見えることがメリットです。故障時は、トイレ本体ごと取り替えないといけない可能性があります。なお、水圧の弱いエリアでは、設置できない可能性があるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

システムトイレ

トイレ本体と収納や手洗いなどが、セットになっているトイレです。セット商品を採用するには、トイレのスペースをある程度確保しておくことが必要です。また、水栓やコンセントなどの位置が制限される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

注文住宅に設置するトイレ選びのポイント

トイレ選びの際に、どのような項目を確認しておけばよいでしょうか。ここでは、トイレ選びのポイントについて、紹介します。

適切な位置に設置する

トイレの位置は基本的に、浴室や洗面所などの水回りの近くに設置するとよいでしょう。水回りを近い位置に固めることで、家事動線が良くなり、日々の掃除がラクになります。また、高齢者や足が悪い家族がいる場合、その方の部屋の近くにトイレを設置するなどの工夫が必要です。

収納スペースを確保する

トイレ内の掃除道具やトイレットペーパーを収納できる空間があると便利です。トイレ内に収納を確保すると狭くなる場合、壁を一部凹まして、そこを収納にするなどの工夫ができます。また、赤ちゃんがいる家庭の場合は、おむつやお尻ふきの収納スペースがあると便利です。

手洗い場を設ける

タンクレストイレを設置する場合、トイレ内の手洗い場を検討しましょう。組み立て式トイレや一体型トイレの場合は、トイレ本体に手洗いがあります。

一方、タンクレストイレの場合、トイレ本体に手洗いできる機能がないので、別途設ける必要があります。手洗い場を設けるとトイレのスペースが狭くなるため、通常より広めにスペースをつくるなどの工夫が必要です。

用途に合わせた広さを考える

一般的なトイレの広さは、畳一畳分です。また、2階に設置するトイレの場合、0.75畳の広さをつくります。ただし、車椅子が入れるようなバリアフリータイプやトイレ内に手洗いを設置するなどの場合、畳1.5〜2.0畳ほどの広さを確保した方がよいでしょう。

注文住宅のトイレ選びでよくある失敗

注文住宅でトイレを設置する場合、トイレの種類やトイレの機能性など、さまざまなことを考えなければいけません。

ここでは、注文住宅のトイレ選びで、実際によくある失敗について紹介します。失敗例を学ぶことで、同じ後悔をしないようにしましょう。

トイレの数が足りない

一般的にトイレは、2階建ての場合、1階2階のそれぞれに設置します。平屋の場合は、トイレの数はひとつが一般的ですが、これはおすすめしません。とくに、家族4人以うえで住む家の場合、朝の時間帯などトイレが混み合うことが予想されます。平屋であっても、トイレは2つ付けておくと無難でしょう。

トイレの位置が気になる

トイレの位置も住み始めた後に、よく後悔するポイントです。たとえば、リビングと併設した位置にトイレがあると、トイレ使用時の音がリビングに聞こえる場合があります。また、玄関から見える位置にトイレがあると、来客時に気軽にトイレに行けない可能性があります。

冬のトイレが寒い

リビングと離れた位置にトイレがあると、冬はトイレ内が寒くなりやすくなります。寒さが気になりそうな位置にトイレがある場合、トイレ内に暖房を設置するなど、寒さ対策をしておきましょう。

まとめ

今回は、注文住宅に設置するトイレ選びのポイントについて、紹介しました。注文住宅で採用できるトイレは、形や機能性によって4つの種類があります。タイプによって、価格や故障時の対応が変わります。費用対効果を考えたうえで、自分に合うトイレを選択するようにしましょう。また、トイレ選びの際は用途に合わせて、広さや付属品を考える必要があります。これらの事例を参考にしながら、満足いくトイレ選びをしましょう。

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